キャラクターが生きて見えるのは、プレイヤーが絵柄に気づくよりずっと前です。それは、キャラクターが何かに反応する2〜3フレームのなかで起きています。
仕上げより先に、タイミング
アニメーターはまずグレーの箱だけで動きを組みます。浮いた立方体の状態で気持ちよくないジャンプは、あとからスカッシュ&ストレッチをどれだけ足しても救えません。タイミングが決まってはじめて、リグは最後の仕上げに入ります。
止まっている時間こそ演技
いちばん議論になるのは、何も動いていないフレームです。反応の前の「ため」が、動く絵を、いま決断したばかりの誰かに変えます。たった1フレームの違いで、キャラクターは自信ありげにも、不安げにも見えます。
手間のかかるやり方ですが、私たちのキャラクターが本当に考えているように見えるのは、そのおかげです。



